愛を知らない君へ
「おい」
ふとそんな声が聞こえてきて、聞き覚えがある声だな、半分眠りに入っている頭で呑気に考えていると、
「おい、蘭」
どうして私の名前を知っているんだろう
知り合いかな
不思議に思いながら目を開くと
そこには湊音と奏がいて。
どうしてここにいるんだろう。
そう考えるけどそういえば屋上で待ってくれていた事を思い出して慌てて飛び起きる
その時に体がふらついて前に倒れそうになった。
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