愛を知らない君へ
それに今日は珍しくカフェのバイトだけだ。

ここはもう観念しよう

「分かった。ごめんね、迷惑かけて」

そう湊音に言うと、

湊「全くだ。具合が悪いことぐらい自分で気づけるようになれ。」

そう少しお叱りを受けた。

体調が悪いことぐらい分かってた。
でもそれを誰かに言うという習慣がなかったし、言ったところで何も変わらないと思っていた。
心配してくれるような人はいないし、心配されたいとも思わなかった。

なのに、今、湊音やみんなに心配してもらえて心が少し暖かくなった。

こんな感情、私が持っていいわけないのに。
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