愛を知らない君へ
大切なもの
「とりあえず、バイト行こう」
私は学校を出て、いつも通っているあるカフェに向かった。
カフェに着いて、
「こんにちは!」
と挨拶をする私に、
「あぁ、蘭ちゃん。今日は早いね」
笑顔で返してくれるこの人はこのカフェの店長さん
この人は私が昔困っているときに助けてくれた。
その関係でここで働かせてもらってる。
私の家の事情も少しだけ知ってる。
ちなみに、
店長さんの名前は立花陸斗(たちばなりくと )さん
陸斗さんは、
「あの子達は上にいるからバイトが始まる時間までいっておいで」
と言ってくれた。
私はお言葉に甘える事にして、
「そうさせてもらいます。いつもありがとうござ
います。」
陸斗さんにお礼を言って、
2階へと向かった。