虹の橋の下、5日目の奇跡。
7日は、通夜。
家から出て行く別れの合図の音。

ずっと、泣かないで居たかった。

泣かないなんて無理で、慣れないクラクションの音はーーーー私を泣かせた。

私が考えた別れの言葉も、、

泣かないって決めたのに、読んでる最中ーー泣けて来ちゃうし。
親戚は、最期の言葉がよかったって褒めてくれた。
私に出来る唯一の言葉。

役に立てて良かったけど、それでも父は帰らない。


ずっと何日も、抜け殻だった。




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