お日様のとなり
夜空に咲く花
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小さいころの夢を見た。
お父さんとお母さんが並んで歩いて、私はその真ん中で2人に手を繋いでもらっている。
女の子の笑い声が聞こえる。
これは、私の声……?
見上げれば、お父さんとお母さんは笑っていない。
見えるのは口元だけで、それより上が思い出せない。
そっと繋いだ手が離れていく。
先に離れたのは、お父さん。
小さくなっていく背中は、あっという間に見えなくなった。
目の前がぐにゃりと歪んで、今とは違う間取りの家の中。
お母さんの大きな声が聞こえた。
早口で何か言っているけれど、小さな私がわかるのは怒っているということと……。
『あの人にそっくりな顔で笑わないで!』
夢の中の私の視界はそこでプツリと途切れて、真っ暗になった。