先生が私に恋をした~2~
そして、、、

日野先生が帰国する日

私は朝からそわそわしてどこか上の空で

時差があるから、今日会えるわけじゃないのに

それでも、日本に、ここに、私の元に帰って来る
そう思うだけで心はどこかに置き忘れたみたいになるんだ


明日と明後日は、土日。
私は幸運にも土曜日は休みだった

もしかしたら、明日の夜とかには連絡来るかな
なんて、淡い期待を持ったりして、、、


会いたい気持ちだけがどんどん先行して、仕事なんか
捗るわけもなく

この日はマニュアル通りの基本的なことをこなすのが
やっとだった

珍しいね。とみんなに言われるも、その理由は追求され
ることはなかった

そんな日もあっていい。

単純にそう思ってくれたのかもしれない。


< 101 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop