先生が私に恋をした~2~
氷をどけて私の足にキスをした

嘘でしょ?
今まで頬に触れるとか頭撫でるとかそれくらいしか
してこなかったのに
どうして急にそんな、、、
あ、いや、頬にキスはされたか、、ってそんなんじゃなくて
あーもう、、、


思いがけない先生の行動に私は見てることしか出来ず
固まってしまった

「なんか、いじめたくなるよね。奏さんて」
「あはは。ひどいなーもう、、、」

笑って誤魔化せればと思ったのに、近藤先生には
通用しなかった
ミステリアスな先生はやっぱり何を考えてるか
分からなくて、、、

「これで我慢するか」

そう言うとまた私の足にキスをした

「はい、ほら後は自分でやりな。」

私に氷を持たせると、痺れたーと言いながら
立ち上がって、足をブラブラさせた
私は氷を足に当てる。
先生のキスのせいで余計に熱を持った足を氷が冷まして
くれる

本当わからない人だ
優しいと思ったら、急に冷たいし、、、

私はとけ出した氷を見つめながら深呼吸した

この先に起こる展開をこの時は全く予想していなかった


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