先生が私に恋をした~2~
その日からかっしーは私を避けるようになった

から揚げ食べたいって呼び出しも、休みに連れ出して
くれることも、診察室で目を合わせて微笑むことも
何もなくなった

これでいい。
私は日野先生を選んだんだから
かっしーに気を持たせることはしない方がいい
私はそう言い聞かせていた




それから何も変わらず二ヶ月が過ぎて六月の梅雨を
迎えたある日

想像もしなかった展開になる



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