先生が私に恋をした~2~
私は初めて夕子にこれまでのことを話した
日野先生とのこと、かっしーのこと、近藤先生のこと、
日野先生がアメリカに行って、かっしーに救われてること、近藤先生の猛プッシュのこと

それから近藤先生が言った、不倫の話
話終わるまで夕子はただ頷いて聞いてくれた
時折、驚きを見せながら、、、


「ということなの。ずっと言えなかったけど、
もう一人で抱えきれなくて誰かに聞いて欲しい
と思ったら、夕子にしか言えなくて、、、」

「そんなことがあったんだ。
何かはあると思ってた。真治くんとの結婚も悩んで
たからさ。話してくれてありがとう」

「ごめんね。ずっと黙ってて、、、」
「いーよ。逆なら私も言えなかったと思うし」

夕子の部屋で、出してもらったアールグレイを飲みながら
クッションを抱いて膝をかかえた
夕子の部屋は白で統一したシンプルだけど、女の子らしい
そんな部屋だ。
統一感の欠片もない私の部屋とは大違い


「で、まさか、その不倫話受けるつもりじゃないよね?」
「当たり前だよ」
「急に態度変えたって事は奥さんと何かあったか、
もしくは、、、」

そこまで言って黙る夕子
気になるんですけどー!

「もしくはなに?」

待ちきれなくて聞き返した

「単なるお気に入りから本気に変わったか」
「まさかー。先生は私をからかって遊んでるだけだよ」
「う~ん。かなー?」
「そうだよ」

そうじゃなきゃ困るもん。
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