先生が私に恋をした~2~
お昼を取ろうと休憩室に向かってると後ろから声を
掛けられる

「奏さん」

顔だけ振り向いたら、小走りに近づいてくる倉科さん
ゆるふわの髪が左右になびいてる
羨ましいなー。
私の髪なんて、、、くせ毛がひどくてパーマをかけて
ないのに、毛先はいつもクルクルだ


「倉科さんもお昼?」
「はい、一緒にいいですか?」
「もちろん」
「奏さんはお弁当ですか?」
「一応ね。倉科さんは?」
「私はコンビニで買ってきました。朝寝坊しちゃって」

と舌を出して笑うこの子は、それが意図的なのか天然
なのか、どちらにせよモテると確信した



お昼が終わり、休憩室から出ると

「奏さん、午後も診察室ですか?」
「いや、今日はフリーだから、雑務かな。倉科さんは?」
「私は午後、ストックのチェックとか注文の仕方を
教えるって言われてます」
「量も膨大だからね。頑張って」
「はい、頑張ります」


さて、私も頑張りますか。


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