先生が私に恋をした~2~
別室で雑務をしていたとき
ドアがあいて、看護師の川島くんが入ってくる

「お疲れ様ー」
「お疲れ様です。奏さん、倉科さんと話しました?」
「うん、お昼も一緒だったよ」
「彼氏いるとか言ってました?」
「いや、聞いてない」
「そーすかー」
「なに、もう好きとか?」

ニヤニヤしながら川島くんの腕を肘でつつく
目が泳いでるしー。
川島くんて、こんなに分かりやすい人だったのねー


「あ、いや、ただ、可愛いなーって、」
「だね。それは私も思ったよ」
「奏さん、それとなく聞いてもらえません?」
「いいよ。」

右手のひらを差し出す
その手をみて、川島くんは笑いながら

「わかりましたよー。コーヒーでいいすか?」
「よし、交渉成立ね」

それだけで来たのか、話終わるとすぐに川島くんは
別室から出ていった
早速ファンがついてる。
可愛いって罪だなー、倉科さん。





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