先生が私に恋をした~2~
そーいえば、と思い出して近藤先生を探す

あ、いた。
中心の席に座り何やら院長と話し込んでる
今後のこととか、引き続きとかそんな話だろうか


来週の金曜日が近藤先生が来る最後
金曜日は当直になってる

私は土曜日が休み。
金曜日までに挨拶しておこう。
色々あったけど、お世話になったし、、、


ぼんやりとそんなことを考えていたら
幹事の藤村さんがそばにきた

「奏ちゃん、二次会くる?」
「いえ、今日は飲まないし一次で帰ります」
「じゃあ、車?」
「そうですけど、、、?」
「良かった良かった」

ん?なにが?
どういうことか聞こうとしたら

「近藤先生ー、奏ちゃん車らしいので、帰り頼んどきます」

はいーっ?
今なんて?おっしゃいました?
先生をチラリと横目で見ると、柄にもなくペコリと頭を
下げていた

「と、いうわけだから、奏ちゃん、よろしくね!」

私の返事も聞かずに藤村さんはさっさと席に戻ってしまった



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