先生が私に恋をした~2~
今、休憩室で先ほどの村上先生の一連の事件を事細かに
話してる最中だ

休憩室は小上がりの8畳ほどのスペースと10畳以上はある
フローリングにはソファ席とテーブル席があり、
キッチンは二口のIHとカウンターと充実してる

その小上がりの畳に座り、輪の中心で持ってきたお弁当を
広げながら少し興奮ぎみに話す

「で、急に笑だしてね、、、」
「キャー、やだぁー」
「危なすぎるしー」
「私、つきたくないー」

と、若干悲鳴にも似た叫び声が広い休憩室を賑やかにした

コンコンと誰かが休憩室のドアをたたく
スタッフはしないので、先生たちか、事務局長らしかいない

「はーい」

何人かのスタッフが声を揃えて返事をする

開いたドアを一斉に見た私たちは、笑いを堪えるのに
必死だった。
だって、そこにいたのは

「あ、あのー、奏さん、これさ、これ、あははは、あとで
でいいから、あのね、確認して欲しいんだけど、あはは、」

だ、誰か、助けて、、、笑いが、、、
周りを見ると、俯いて震えてたり、顔を覆ったり

「わかりましたー」

ドアが閉まって、走っていく軽快な足音が通り過ぎるのを
待って、一気に転げて笑だすみんな
これから先、この先生に慣れることが出来るのか、、、
みんな思ったに違いない



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