先生が私に恋をした~2~
誰かが日々、村上先生につく度に笑い話は止まらなかった

「なんか最近みんな楽しそうだね」
「そうですか?」
「うん。」

永野先生が不思議そうにこちらを見てる

村上先生が笑いを提供してくれるとはさすがに言えない
先生たちはどこまで知ってるのかな?

カルテを開いて、次回の検査指示を伝票に記入してると

「村上先生だったりして?」

いきなりの核心をつく先生に、私の動きが止まる
やっぱり、知ってるんだ。
そりゃ、一緒に仕事してるのは私達だけじゃないし。


なんて返事をしていいが、困惑してしまう。

「村上先生、ちょっと変わってるからね。
まぁ、でも優秀な先生だよ」
「そー、なんですね」

笑いの原因は村上先生だと白状したも同然だ

なんだか急に申し訳ない気持ちでいっぱいになった




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