先生が私に恋をした~2~
頼みって何だろう、、、

「なんでしょうか?」

先生は何かを躊躇って、眼鏡をクイッと人差指で持ち上げる
両手を大きく広げて、

「いいか?」

そう言って微笑んだ。少し切なそうに、、、

「はい」

先生は私を腕の中に収めると、その一瞬に力を込めた
先生、ありがとうございました。
仕事のことも、それから、、、私を好きになってくれたこと
本当にありがとうございました。

名残惜しそうに先生の身体がゆっくりと離れる


「ありがとう。」
「私こそ、ありがとうございました。夜景、すごくいい
思い出です。ずっと忘れません」

「あのとき、踏みとどまらせてくれて良かったと思った
最後に、君の笑顔が見れたから、、、」

「はい!先生、またいつか、、、」
「あぁ、元気でな」
「先生も」





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