先生が私に恋をした~2~
「奏さん?どうかしたの?」
「うん、、、さっき日野先生から電話あったの」
「マジでー!奏さん待ってたもんね、良かったね」
「でも、出る前に切れちゃって」
「じゃあ、話してないの?」
「うん」


かっしーは、そっかーと、、、ため息を漏らした


「奏さん、元気出して。また電話くるかもしれないし」
「うん、そうだね」
「日野先生元気みたいだし」
「話したの?」
「定期連絡のとき、事務局長が話したって言ってた」


元気で良かった
環境がまるで違うから、慣れた頃に体調悪くしてないか
とか、心配だったから

また電話くるかな
そしたら、まず何を言おう
あんまり長くは話せないだろうから手短に聞きたいこと
だけ聞こう

私は好きって堂々と言えるのかな
日野先生を裏切ったのは紛れもない事実
それが例え身体だけだとしても、、、


好きでいる資格は私にあるんだろうか
真っ直ぐに先生の胸に飛び込む自信は、、、

< 59 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop