先生が私に恋をした~2~
そんなに驚くのかな、、、
確かに最初は私も電話とか頻繁に来るかなーなんて
淡い期待も持ってたけど
先生のハードなスケジュールを想像しただけで
そんな余裕がないことくらいすぐに感じた


「奏さん、、、」

かっしーの声のトーンが急に低くなる

「ん?なに?」
「俺じゃダメなの?」

かっしーの低い声が私の耳から全身に伝わっていく
かっしーはずっと変わらずに私を想ってくれてる
それを知りながら、私はかっしーの優しさにどこか安心
していたんだ
もう、かっしーが私を求めて来ることはないと、、、


「ごめん、、、かっしー。私は、、、」
「分かってるよ。でも、、悲しむ奏さんを俺は
放っておけない」
「かっしー、ありがとう」

私は幸せだ

こんなにも想ってくれる人がいる
心配してくれる人がいる


先生は一人で今何を思ってる?
少しでも私を想ってくれてる?




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