先生が私に恋をした~2~
私は前のめりになる体勢でテーブルに手をつくと


「正直に白状しなさい。由紀さんと付き合ってる
んでしょ?」


あははははーとお腹をかかえて笑い出す

な、なによ。
笑うとこ?人が真剣に話してるのに

少しふて腐れて背もたれに勢いよく背中を倒した

「ごめん、笑ったりして。」
「本当に。こっちは真面目に話してるのにさ」
「でもそれ、大きな誤解だし。」

へ?誤解?
一緒にいたのに?次の日も楽しそうにしてたのに?


「たまたま会っただけ」
「そんなたまたまある?」

かっしーに疑いの眼差しをむけると今度は嬉しそうに

「ヤキモチ妬いたの?」

なんて言い出すし。

「妬いてない。もし、そうならおめでとうって言う
つもりで」
「そんなの全然嬉しくないけど?俺はずっと奏さん
しか見てないから」

私は、どうするべきなんだろう、、、



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