先生が私に恋をした~2~
嫌いになんかならない
かっしーが一番嫌なことって何だろう

行き当たりばったりな作戦よりも確実な方がいい

私は直接かっしーに嫌いなタイプを聞くことにした


「そーいえば、かっしーってどんな人が嫌い?」

ストレートすぎたかと思ったけど後の祭り
何かに勘づいたかっしーは企むような素振りをみせる

「んー、、、奏さんを傷つける人」
「いや、女の人でだよ」
「奏さん以外?」

なんちゃってー、とふざける始末
ダメだ、こりゃ。

作戦実行する前にバレたんだなー
遠回しにしなきゃダメか、、、

誰かに協力を要請するわけにもいかないしなー

私とかっしーのこと話さなきゃなくなるし、、、

困ったなー

一人悶々と考えてると

「何しようとしてんの?」

横を見ると至近距離にかっしーの顔がある

「うわっ。びっくりするでしょー」
「良からぬことを企んでるみたいだから」

一定の距離があった椅子と椅子がピタリと密着してた


< 72 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop