先生が私に恋をした~2~
帰り道、ドライブしながら家まで送ってもらい、
お礼を言っておりようと、シートベルトを外した

「奏さん、誕生日おめでとう」
「あ、ありがとう」

目の前に差し出された花束

濃いピンクのブーゲンビリアが零れそうなくらいの
ボリュームで、間には遠慮がちにかすみ草がある

でも、なんでブーゲンビリアなんだろう?

薔薇とかの定番じゃなくて、、、なんで?


「薔薇じゃないとこが、かっしーぽいね」

「奏さん、知らないの?」

「なにが?」

「花言葉」

マイナーすぎて知らない
誕生日に贈る花束にブーゲンビリアって初めてだし。

かっしーはさりげなく私の頬にふれて、

「あなたしか見えない」

ボンと顔から火が出るほど恥ずかしい
花言葉を聞いたのに、、、
何を言い出すんだろう

恥ずかしさを抑えて、

「私が聞いたのは花言葉なんだけど、、」
「だから、あなたしか見えない。が花言葉だよ
今の俺の気持ち。」


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