先生が私に恋をした~2~
おかえりなさい
「奏さん、PPIの説明書出して」
「じゃあ、入院案内」
「次回、診察前に採血」
一年の中で最も忙しい、一月、二月。
耳でとった指示は抜けないように頭に貯めておく
目が回るような忙しさにも充実していた
寒さも和らいだ頃には日野先生が帰ってくるから
嵐のような忙しい午前中が終わり、ホッと一息ついた
「診断書書いたので、確認とサインお願いします」
「そこおいといて」
「はい」
神崎先生はクール、怒ると恐い
だけと、私は知ってる。
あとから、フォローするアシストをしていたことを。
「午後から先生の医局掃除入ります」
PCに釘付けだった先生はやっとこっちをみて、
「いつもありがとう」
当たり前にしていたことに改まってお礼を言われるのは
くすぐったい気分ではあるけど、正直嬉しかったりする
最初は怖がって自信をなくしてた倉科さんも、神崎先生
の良さに気付いてからは見違えるほど強くなった
「じゃあ、入院案内」
「次回、診察前に採血」
一年の中で最も忙しい、一月、二月。
耳でとった指示は抜けないように頭に貯めておく
目が回るような忙しさにも充実していた
寒さも和らいだ頃には日野先生が帰ってくるから
嵐のような忙しい午前中が終わり、ホッと一息ついた
「診断書書いたので、確認とサインお願いします」
「そこおいといて」
「はい」
神崎先生はクール、怒ると恐い
だけと、私は知ってる。
あとから、フォローするアシストをしていたことを。
「午後から先生の医局掃除入ります」
PCに釘付けだった先生はやっとこっちをみて、
「いつもありがとう」
当たり前にしていたことに改まってお礼を言われるのは
くすぐったい気分ではあるけど、正直嬉しかったりする
最初は怖がって自信をなくしてた倉科さんも、神崎先生
の良さに気付いてからは見違えるほど強くなった