先生が私に恋をした~2~
今日はバレンタイン

どうするか迷ったけど、感謝の気持ちとしてあまり
重くないように某ブランドのチョコを選んだ


車にいれておいたチョコを手にもって、当直のかっしーを
訪ねた


コンコン

ノックをするとドアをあけて、かっしーが顔を出した

「あれ、奏さん。帰ったんだと思ってた」
「渡したいものあってさ」

後ろ手で隠していたチョコを差し出す

「バレンタインだからね」

一瞬驚いたかっしーは私とチョコを交互に見て
ナゼか口を尖らせた

「手作りじゃなかったかー」

残念そうにへこむ

「手作りは重くなるからね。同士への感謝はこれが
一番ラフでいいかなって」

「そっか。一緒に食べる?」
「うん、じゃあ、コーヒー淹れるね」
「あ、奏さん。ありがとう」


微笑むと、私はドリップコーヒーを淹れた



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