先生が私に恋をした～2～
昨日、久しぶりにすんなり眠ることができた

きっと、かっしーが桜を見に連れてってくれたから
気分転換が出来て、心が満たされたんだと思う
今朝の私はとても晴れやかだ

朝会ったら、かっしーにまたお礼言おう
それに久しぶりにぐっすり眠れたことも。


「おはようございまーす」

元気いっぱいにロッカールームをあける

「あ、おはようございます」
「おはよう、奏ちゃん」
「奏さん、今日いつもより元気だね」
「おはよー、なんかいいことあったのー？」

みんなの挨拶があちこちから飛んでくる
本当にこんな気持ちのいい朝を迎えれるなんて

私は制服に着替えて、髪を整え、仕上げにリップを塗った
鏡の前で笑顔になってみる。
うん、OK。
さて、今日も頑張らなくちゃ。


診察室に向かう途中、かっしーに会った

「おはよう、奏さん」
「おはよう、昨日はありがと。久しぶりによく眠れた」
「そっかー。桜効果かな。良かった」
「今、オペ終わったばかり？」
「うん。朝イチでね」
「お疲れ様」
「俺、今日外来だから着替えてこなきゃ」

じゃあ、と手を振ってエレベーターに向かって歩いてく

私も診察室へと歩いていった




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