幽霊の君と僕
「もう、なにしてるの!!」
驚いて目を開けた。
目の前に、なにかがいる。
白いモヤのようだったそれに、僕は目を凝らした。
「あれ、もしかして見えてるの?
聞こえてたりするの?」
僕は、首をすこしだけ前に傾けた。
「うそ!!こんな奇跡ってある!?」
白いモヤのようなそれは喜んでいるようだった。
なぜだかわからないけれど...。
不思議そうに眺めていると
「もしかして愛しの彼女の顔、忘れちゃったの?」
そう白いモヤが______
ん?まてよ。いまなんて言ったこのモヤは。
僕の愛しの彼女?
「ねぇ、なんで黙ってるの?」
モヤが僕に顔を近づけて...
僕はやっとモヤの正体を知ることとなった。
モヤのように見えていたものが、
よく見た事のある形にそれぞれ変化していき
ついには人の形になったそれは
僕の、彼女だった。
「____えっ____」
呆気にとられた。
一瞬、時が止まったように思えた。
生きていたのか?彼女が。
まさか、そんなはずはない。
だったらここに居るのは?
答えが出ないうちに僕はもう一度
その重いまぶたを不本意ながら閉じることとなる。
「えっねぇ!!ちょっと待ってよ!!」
そんなもう二度と聞くことがないと思っていた
焦る彼女の声が聞こえた気がした。
驚いて目を開けた。
目の前に、なにかがいる。
白いモヤのようだったそれに、僕は目を凝らした。
「あれ、もしかして見えてるの?
聞こえてたりするの?」
僕は、首をすこしだけ前に傾けた。
「うそ!!こんな奇跡ってある!?」
白いモヤのようなそれは喜んでいるようだった。
なぜだかわからないけれど...。
不思議そうに眺めていると
「もしかして愛しの彼女の顔、忘れちゃったの?」
そう白いモヤが______
ん?まてよ。いまなんて言ったこのモヤは。
僕の愛しの彼女?
「ねぇ、なんで黙ってるの?」
モヤが僕に顔を近づけて...
僕はやっとモヤの正体を知ることとなった。
モヤのように見えていたものが、
よく見た事のある形にそれぞれ変化していき
ついには人の形になったそれは
僕の、彼女だった。
「____えっ____」
呆気にとられた。
一瞬、時が止まったように思えた。
生きていたのか?彼女が。
まさか、そんなはずはない。
だったらここに居るのは?
答えが出ないうちに僕はもう一度
その重いまぶたを不本意ながら閉じることとなる。
「えっねぇ!!ちょっと待ってよ!!」
そんなもう二度と聞くことがないと思っていた
焦る彼女の声が聞こえた気がした。