俺様上司の甘い口づけ
私「成瀬さん?どうしたんですか」
もう時刻は一時を回るって智樹が言ってたっけ。
成「いや、別に。
外回りから帰ってきたら珍しくいなかったから
忙して俺もイライラしててあんまりお前にいったこと覚えてないけど、清水課長から落ち込んでたって聞いたし」
心配してくれたんだ。
でも確かに成瀬さんの言葉はきつかったけど、それは上司として当たり前のこと。
なによりも女性社員に言われた言葉が突き刺さった。
私「私のためにわざわざこんな時間まで待っててくれたんですか?」
成「ああ。まあ、俺が心配する必要もないな
お前にはあいつがいるみたいだから」
怒ってるような少し大きな声
私「そんなんじゃないです」
心配してくれて嬉しかったのに
ピリついた雰囲気。
仕事場で感じた疎外感を思い出してしまう
成「まあプライベートは好きにしろ」
まるで俺には関係ないとでもいうかのように
成瀬さんは車に乗り帰ってしまった。