俺様上司の甘い口づけ

清「中野!」


私「は、はい!」


清「この出張報告書うまくまとまってるし
パッケージ作りも期待できそうね!」


私「ありがとうございます!」


パッケージとは今回の旅行ツアーの企画内容を指す。
交通手段やホテル場所周りにある施設などなどをまとめたものだ。


清「た、だ。熊本だけ薄い…かな」


私「熊本ですか…」

熊本は成瀬さんがメインに交渉などしてくれたため
成瀬さんが書いていた。

成瀬さんが薄い内容書くとは思えないけど…。

私「内容見せてもらえますか?」


清「え?成瀬と連携取れてないの?」

連携も何も話してもいない。
ただデスクに茶封筒が置いてあって出張報告書とだけ書かれてあった。

私「…すみません。
成瀬さんなら大丈夫だと思って確認してませんでした」


清「いい加減にしなさい!仕事なめないで!」

怒鳴り散らす清水課長。
ペア組んでるのに内容確認しないで上に提出するなんてありえないことだ。

私「すみません。」

頭を下げることしかできないまま。
なんか私だけこんな目にあうのは理不尽な気もして感情はぐちゃぐちゃ。
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