俺様上司の甘い口づけ

『すみません」


『なんだ認めるのか?』


軽い女とは思われたくないけど
一緒にいたい。

成瀬さんに触れられたい。

2つの思いが葛藤する。


「酔ってて口が滑りました」


『滑ったってことは心では思ってるってことか?」


まるで逃げれない状況を自分で作ってしまった


「いや、忘れてください」


『フッ。
しかもお前が酔った時はそんなもんじゃないだろ』


「えっ?」


『襟開けて胸見せて…
「あ!あれは違います!
たまたまはだけちゃってただけです!」


熊本の出張の日のこと
覚えててくれてるんだと嬉しくなる気持ちとともに
恥ずかしい思いが湧いてきた
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