俺様上司の甘い口づけ
『ん、これ飲め…』
目の前に置かれたミネラルウォーター
「ありがとうございます」
そういえば担当が決まってから一種間も経たないときにも飲みすぎて介抱してもらったけ。
なつかしいな。
あの時はまさかこの厳しい性格悪悪上司を好きになるなんて思ってなかったな。
『お前をここに連れてきたのは
階段を運ぶのが重かったからじゃなくて』
「もういいですよ、
その話は…痩せるって言ってるでしょ」
『いや、そうじゃなくて。移動になった』
移動の話か…。
わざわざ家に連れてきて話してくれるなんて
成瀬さんにも一応情というものがあるのだろうか?
「本当なんですね」
『え?知ってた?』
「さっき、真島部長に聞きました」
『え?誰にもいうなってあの人が言ってたのに』
「私くらいには伝えてると思ってたって」
「はぁあっそ。知ってたの。』
「え?」
『じゃあいい。もう帰れ』
「なんでですか?」
『いや、もう用が済んだからだ』