俺様上司の甘い口づけ
私「本当は、成瀬さんに聞かなきゃいけないことなのかもしれないですけど…。
成瀬さんにどんな風に言われても受け止められるように覚悟を決めたくて」
早「そっかっ」
急に真剣な顔から笑みがこぼれる。
早「意地悪な質問してごめんね。
江莉ちゃんが俺に聞きにくるくらいだもん
真剣だってわかってるんだけど。一応確認!」
私「成瀬さん、すごい愛おしそうに呼んでたから」
早「ふーん。どこで聞いたの?」
ニヤニヤとこちらを見る
私「え、あっ!!//////」
早「ふふふっまあいいやっ」
私「え?驚かないんですか?」
少しバツが悪くなりながらも
早乙女さんの方を向いた
佐紀にももちろん早乙女さんにも
この関係のことは言ってなかったから。
でも早乙女さんはそんなに驚いた風に見えない
早「まあ、あいつも俺もやんちゃしてたし、
江莉ちゃんにってのは俺の部下でもあるし複雑な気持ちだけど…」
この世の中女の人がそういう関係になると軽蔑される。
だけど男の人は人数が多いだけ自慢話になることもある。
男の人がしてる分だけ相手の女の人もいると言うのに
なんとも理不尽な話だ。
でも、私だってこの関係に疑問がなかったわけじゃない。
あくまでも好きだから。