俺様上司の甘い口づけ
大切な人

手伝い













沢「成瀬さん全然帰って来ませんね
もう私待ちくたびれた」


季節は11月あれから二ヶ月がたった冬。


成瀬さんのデスクは空いたまま
あの日以来成瀬さんとも会っていない

連絡もないし、あのっ日で私たちの関係は終わったのだろう。

ちゃんと振られても二ヶ月と言う期間では冷めないほど私の恋心は加熱していたようだ



清「何言ってんの大出世のチャンスなんだから!喜ばしいことでしょう」


そう清水課長の言う通り
使えない奴は戻される。

そんな厳しい現場にまだ生き残ってる成瀬さんは
仕事ぶりが買われているに違いない。


沢「先輩は寂しくないんですかぁ」


この子も憎めない性格だと今は思う。
真っ直ぐに好きを追い求めていただけ。
やり方は幼稚だったけど…


私「まぁ寂しいけど、
清水課長の言う通りだし
私たちも頑張らないと!」


沢「仕事人間の先輩はそれでいいかもですけど!私はいい男捕まえて寿退社するんですから!」


私「あはは。そうなんだ」


ううん。
やっぱり憎める性格のほうがあってるのかもしれない


沢「あーあっ第一候補だったのにな」

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