俺様上司の甘い口づけ

智「アビテート社か。うちに並んで大手だよな」


佐「それで成瀬さんとおんなじ風に
今回の企画で呼ばれてるってことは
仕事ができるのね。美人さんだし」


私「うん。」


あなたみたいな足手まといの部下…
そんな言葉がフラッシュバックする

成瀬さんは仕事もできるしイケメンだし
私が振られるのなんて当たり前だった。



智「そうか?俺の好みじゃないな」

そんな智樹の声が私の心を救った。
すごく最低なことだけど、
みんながみんな東條さんを美人だと思うわけじゃないんだって…

佐「そ、そうだね!江莉の方が可愛い」

あ、違うのか
智樹は私のこと慰めようとして嘘ついてくれたんだ

佐紀の言葉で目が覚めた。


私「あはは!なにそれ!
私に気遣ってる?」


佐「いや、そう言うわけじゃ」


智「ま、いまの発言的にそう聞こえるわな」


佐「ちょ!智樹も江莉側?!」


私「佐紀。ありがとう」


佐「江莉…。」


私「私帰らない。
とりあえず飲む!」


佐「場所変えてもいいよ?。ね?智樹」


智「おう!」


私「いいよいいよ!気遣わせちゃってごめんね
冷めちゃう前に食べよー!」

今目の前に出てるのはお通しの冷奴や枝豆。
冷めるもなにも初めから覚めてるっつーのに

2人とも私に合わせて食べ始めてくれた。
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