俺様上司の甘い口づけ

好きと両極端な言葉に戸惑う

智「成瀬さんのことを好きな襟のことまでは好きになれない
それくらい俺、ちっさい男だから」

いや、違う
好きと嫌いは紙一重なのかもしれない

どちらも相手への興味はものすごく強く自分の中で沸いていて
好きも嫌いもどっちもあるのが恋なのかもしれない

私智樹のおかげでわかった
今この成瀬さんへの嫌いの気持ちも含めて成瀬さんが好きってことなんだ

私「智樹ありがとう
智樹のおかげで大切なこと気づけたかも」


智「あっそ。なら
江莉。
俺のことちゃんとふって」


私「うん。
ごめんなさい。智樹の気持ちには答えられない
私成瀬さんが好きなの」


智「うん。わかった
ありがとう。
江莉もちゃんと自分の気持ちに向き合えよ」


私「言ってなかったけど
一度降られてるんだよね」


智「それがなんだよ
何度だって。
俺は自分が納得できる返事されるまで思いを伝えるよ。
まぁほかにすきな人がいるとか言われちゃうと
諦めるしかないけどね」

そう切なげに笑う智樹

私「ごめん…私ももう一度向き合ってみる」


智「おう。頑張れよ」


私「ありがとう。」

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