俺様上司の甘い口づけ
想い
◇
頑張って受かった会社
行きたい企画開発課
夢に見たメイんもはることができて
憧れる上司にも出会えた。
私「よっしっ」
今日は私いとって大きな一歩になるだろう。
この間みたいに返事を聞かないで逃げるんじゃなく
ちゃんと成瀬さんの気持ちと向き合おう。
二ヶ月前の弱かった自分とサヨナラをする日。
私「おはようございます」
東「あら、今日もあなたきたの」
私「はい。今日一日成瀬さんにつかせていただくことになりました。
よろしくお願いします」
東「ずいぶん図々しいこね」
もはや今の私にとっては褒め言葉だ
私「東條さん、私はちゃんと向き合うことにしました」
東「は?なんのことかしら」
しらを切ってるけど
できる東條っさんなら
私の気持ちもきっと気づいてるのだろう
私「だから、東條さんも私に意地悪しな…
東「ふっ、あんたどこまでも鈍感なのね
私とっくに振られてるわよ」
私「へ?」
東「好きな人がいるからって」
玲奈さんのことかな?
やっぱりまだ成瀬さんは玲奈さんが好きなのかな
私「成瀬さんには過去に忘れられない人がいるって社内でも有名ですからね」
東「どうだか。」
私「違うんですか?」
なにか知ってるような雰囲気
東「まぁ後は本人に聞きなさい」
私「は、はい」
東「いろいろ悪かったわね」
私の肩に手が置かれた
私「いや、あの」
あまりにも素直に言われると
私も動揺してしまう