俺様上司の甘い口づけ

玉「おお成瀬くん
本当に君のアイディアがなかったらこのイルミネーションは出来上がらなかったよ
本当にありがとう」

主催者の玉川さんだ

成「いえ、少しでもお力になれたのなら嬉しいです」

玉「あら、そちらの方は?」


成「部下の中野です」


私「はじめまして。中野江莉と申します。
ご挨拶遅くなり申し訳ございません」


玉「ああ。成瀬くんの後輩か」


成「はい。きっと次はこいつが引っ張る日が来ると思うので、よろしくお願いします」

そんな言葉に自分が驚きながらも
成瀬さんと共に頭を下げた

玉「ははそうか。それは楽しみだな。
今回は本当に成瀬くんに助けられた
君の課のエースを借りっぱなしで申し訳なかったな
君も是非成瀬くんを見て頑張ってくれ」

私「はいっ!たくさん勉強させていただきます
よろしくお願いします」


それから何人も何人も成瀬さんのところには人が訪れた


企画開発課として成瀬さんは
今日が最後の現場出勤となるのだろう


まだ二十中盤でここまでいろんな人に頼られる課のエース。
なんとも誇り高い。
真島部長が上の命令に従い移動を受け入れざるおえなかった理由もわかる。



成「何ぼーとしてる
早く現場に行くぞ」


私「はいっ」


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