俺様上司の甘い口づけ

成「ん、これ、選べ」


目の前にはシャケと昆布のおにぎり。


私「え?いいんですか?」


自分のために行くのだと思ったコンビニは
私のためでもあったのだと嬉しくなる


成「お前はへんに勘違いしたりしないからな。
ん、どうぞ」


またあの営業スマイル。


それと同時に
ジャケットを椅子にかけネクタイを緩める仕草にキュンとしてしまう。
この気持ちは秘密にしないと。

あくまでも男に興味がない私。
という私を成瀬さんは信頼してくれてる


私「あ、りがとうございます」

そんな私の言葉になにも返事をすることなく
成瀬さんはデスクに座った

優しいのか優しくないのかわからない。

成瀬さんの照れ隠しなのか
それとも。本当に興味がないのか。


今は深く考えないようにした。

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