俺様上司の甘い口づけ
会議室に響き渡る成瀬さんの拍手。
腕を組み厳しそうな形相でこちらを見ながらきいているさっきまでの表情とは大違い。
私「どうでしょうか?」
一通りやり終えた
成「そうだな。
まぁ、プレゼンの内容は自信持て。」
そりゃそうだ。
成瀬さんが全ての原稿にチェックを入れてくれたんだもの。
私「内容は?…ですか。」
正面にいた成瀬さんは隣に来た
成「話のスピードの意識とアイコンタクト
ジェスチャーとか入れると緊張も紛れる」
私「なるほど」
成瀬さんの指摘はいつも明確で
少々きついことを言われることもあったが
変におだてられないためやりやすい。
成「じゃあ、明日」
私「ありがとうございました」
最後の確認を終え帰宅した