5人の王子とお姫様!
「うーん。でも、それとこれとは話は別だよ」
「行かない」
「流石に、会のメインがいないと混乱するんじゃないかな」
「……」
「ええと、不安なことがあればなんでも相談に乗るよ」
「……つーん」
私が納得できる理由でも探しているのか。
あくまでにこやかに、反応を伺いながら切り返してくる。
私が不参加でも、別に聖が困ることは無いのに。
何度説得されたって、私は揺らがないもん。
決意を新たにした、その時……
「僕が一番楽しみなのはねぇ、歓迎会のご馳走かなぁ」
「毎度毎度豪華やんな。あれ目当てに行くようなもんやし」
「あはは、確かにねぇ」
話しながら入ってきた琉羽と光邦。
2人の会話に私は衝撃を受けた。