5人の王子とお姫様!



どうしよう。


突っ込みたくない。


でも食べたい…。



そうして迷っていると、目の前にお皿が差し出された。




お皿には、よく焼けた肉がこんもり盛られていて途端に唾液がじゅわっと溢れ出す。


もしかして、私に…?



なんて、なんて優しい人なんだろう…。


感激して視線を向ける。



「ほい。これが天音の分な」


「っ光邦、ありがとう…っ」



まさか、あの光邦にこんなにも感謝する日が来るとは。


あの光邦に。



「あー今初めて天音から笑顔を向けられた気ぃがする」


「ん、そう?」


「……なんや今日はええことばっかで、逆に怖くなるな」



……あれ?


そういえば、なんで光邦がここにいるんだろう。


光邦にのクラス優勝したのかな。


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