5人の王子とお姫様!
おお、すごい。
3人の性格が分かりやすく表れてる。
「ええなぁ……俺もあそこに混ざりたい」
「……行けば」
隠しもせず、羨ましそうにする光邦に一言、言い放つ。
海に来てから、光邦の視線はがっつり一点……
目の前を通る大人の女性……の特に胸を目で追っていたことには気付いていた。
鼻の下を伸ばす光邦のなんとも腹立たしい下品な顔。
その度に私は、冷めた目で見てやった。
気づかない光邦はよっぽど鈍いのか……
だらしなく表情を緩めて、聖たちのところに行ってしまった。