5人の王子とお姫様!
chapter*5
ご褒美デートに行ってきます
***
お母さんや昴たちといろんなところに行った。
みんなと花火をして、浴衣を着てお祭りも行った。
「何かあったらすぐに連絡!」っていうお母さんと、心配も薄れたような昴に見送られて学校に戻ったあとも、沢山楽しいことがあった。
みんなも家に帰省したりしてたけど、残ったメンバーで遅くまでトランプしたり、夜通しホラー映画の鑑賞会とか、いろいろ。
そんなこんなで、楽しかった夏休みも明日で終わる。
そしてその最終日の前日に私が何をしているかというと……
「光邦、そこ違う」
「え、どこ」
「ここの公式、さっきやった」
部屋にこもっててもやることがなくて、暇つぶしに光邦の溜まりに溜まった宿題を見てあげていた。