5人の王子とお姫様!
朝礼挨拶に更なるショーゲキ訪れます
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「ここだよ〜」
広い敷地と、これまた大きな建物。
そろそろ慣れてきたけど、やっぱりすごい。
手を引かれながら、キョロキョロ見回す。
琉羽の導きで教室の前まで来たはいいけど、上部には1-Aと掲げられている。
てっきりSクラスの教室に来るんだと思ってた。
え、と……?
「んー?どしたの?」
不思議そうな私に気づいたのか、琉羽が聞いてきた。
「Aクラス?」
教室を指差して、首を傾げる。
やっぱり言葉の足りない私の言いたいことを多少なりとも理解してくれた琉羽は、ああ…と声を漏らした。
「えっと、何でSじゃないかってことで合ってるかなぁ?」
「うん」
「あはは!それは仕方ないよー」
首を傾げると、琉羽が説明しだした。