秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
愛してるっていいやがった。俺を・・・。
いや、俺も言ったけど・・・。

その日の夜のセックスは格別で、華と俺の心がようやく通い合った記念日みたいなもんだったから・・・俺はうれしくてしかたなかった。

もう俺たちを阻むものはない・・・お互い愛し合ってるってわかったんだから・・・

そのうえ華が

「このまま朝まで佑介を感じてたい・・・。」

なんていうもんだから、俺は完全にやられちまった。
もう華を離すもんか・・・俺の華・・・。
ずっと一緒にいるぞ。絶対。


華も今回のことでやっと一緒に住む気になったらしく、次の週末に引っ越してきた。

そのときに弟みたいな怜児くんっていう新たな関係者《おとこ》が現れ、ちょっと牽制する俺。

まったく、どんだけいんだよ。もういないだろうな・・・
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