秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
「詩乃!なんてこというの?」

横からミカちゃんが横やりを入れた。

「事実でしょ?それで分捕ったくせに。
わたしのほうはあなたがキャバ嬢だということを瀧さんが知ってさらに、開明をクビになってくれれば、瀧さんとも別れるだろうしって思ってたのよ。
なのに、本田萌絵が馬鹿だから・・・」

「本田萌絵と知り合いなの?」

「本田萌絵とはエステでたまたま知り合ったのよ。
バカだから、大声であなたの悪口言ってたわ。
瀧さんにはもったいないとかほざいてるから、使ってやっただけよ。
なのに、あの女失敗して、その上こっちに話がちがうとか食ってかかってきて・・・」

「それで私をレイプして佑介に合わせる顔がないようにさせてやろうと思ったわけ?
亮二さんつかって?」

「あんたに何がわかんのよ?
瀧さんに愛されてるあんたになんか!」

「最低だわよ。あんた!」

突然、華が俺から離れ、小早川のところへつかつかと歩いていくと、小早川の頬を平手打ちした。
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