秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
「佑介・・・もっと。」

思わず漏れた声に佑介がピクッと反応した。

「ああ・・・メイ・・・好きだ。」

え?佑介?
思わず、佑介の顔を見た。

目を見開いたわたしを見つめる佑介の照れた眼差し。

「俺がこんなこと言うなんてな・・・。今まで告られたことは山ほどあんのに・・・告ったことなんてなかった・・・でもそれほど俺参ってる。いつか絶対お前を振り向かせる・・・。
今はほんとの名前も、連絡先も、知らなくたって・・・」

あー。わたしのほうがほんとは参ってるんだよ。

でも、ね・・・。
佑介・・・。


わたしはほんとは華なんだ・・・。


あなたが大嫌いな・・・。
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