秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
管理部の鍵を閉めた及川華を連れて外に出た。
会社の横の路地を入ったところにあるうどん屋だ。よかった。今日もやってた。
カウンターかテーブルかどっちがいいか聞くと、カウンターがいいといったので及川華と横に座る。
生姜入りのあったかいあんかけうどんをたのんでやった。
「ほら、食って。のどにもせきにも熱にも効くぞ。俺はいつも風邪の時はここのうどん食うんだ。」
「はい。ありがとうございます。」
食べる前にきちんと両手をあわせる。
「いただきます。」
思わず俺はデジャブ感に襲われた。
え?
及川華の横顔を見る。マスクをとっている。
はじめてまともに見た顔。横顔だけど・・・
思わず、正面から見てみたいと思った。
「おいしいです。のどに染み渡る感じ・・・風邪なおりそうです。」
嬉しそうにつるつると上品にうどんをすくう。
突然・・・及川華を昔から知ってる気がした。
上品にうどんを食べ終えた及川華は、丁寧にお箸を置くと、また両手を合わせた。
え?
そのとき及川華のトートバッグの中でスマホが震えた。
「あ、課長から電話かかってくることになってたので、出ますね。すいません。ちょっと外出てきます。」
立ち上がってスマホを持ち外に出た。
ガラス張りの扉の向こうに管理部の課長と電話している及川華の姿が見える。
あのスマホケース・・・。
経理課の課長と何やら話している。
会社の横の路地を入ったところにあるうどん屋だ。よかった。今日もやってた。
カウンターかテーブルかどっちがいいか聞くと、カウンターがいいといったので及川華と横に座る。
生姜入りのあったかいあんかけうどんをたのんでやった。
「ほら、食って。のどにもせきにも熱にも効くぞ。俺はいつも風邪の時はここのうどん食うんだ。」
「はい。ありがとうございます。」
食べる前にきちんと両手をあわせる。
「いただきます。」
思わず俺はデジャブ感に襲われた。
え?
及川華の横顔を見る。マスクをとっている。
はじめてまともに見た顔。横顔だけど・・・
思わず、正面から見てみたいと思った。
「おいしいです。のどに染み渡る感じ・・・風邪なおりそうです。」
嬉しそうにつるつると上品にうどんをすくう。
突然・・・及川華を昔から知ってる気がした。
上品にうどんを食べ終えた及川華は、丁寧にお箸を置くと、また両手を合わせた。
え?
そのとき及川華のトートバッグの中でスマホが震えた。
「あ、課長から電話かかってくることになってたので、出ますね。すいません。ちょっと外出てきます。」
立ち上がってスマホを持ち外に出た。
ガラス張りの扉の向こうに管理部の課長と電話している及川華の姿が見える。
あのスマホケース・・・。
経理課の課長と何やら話している。