秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
◇
「え?及川さん?だったの?」
わたしがデスクに自分のトートバッグを置くと、となりの席の相沢さんが目をまるくして口をあんぐり開けてこちらを見た。
「はい。ちょっと自分を変えてみようと思いまして。」
「・・・絶対いい!そっちのほうが!
あらぁ~。ほんとは美人さんなんじゃないの。なんで今まで隠してたのよ。」
相沢さんは子持ちの主婦で、もう40代にさしかかったおばさんだ。国内事業部に旦那さんがいて、2人の小学生がいるらしい。
いつも仕事が終わったらほとんど定時にささっと帰ってしまう。特に今まで懇意に話したことはなかったが、仕事はそれなりにできる人だ。
国内事業部の経理を担当されている。
「ありがとうございます。」
「あ?もしかしてカレシ?みんなに見せるなっていう独占欲の強いカレシがいるとか?」
「いや、まぁいろいろありまして。今日から眼鏡とマスクはやめにしました。ので、よろしくお願いします。」
管理部内がざわついていた。
「及川さん!」
関課長が手招きしている。
仕方なく、関課長のデスク前に行った。
「おはようございます。」
「お、はよう。どうしたの?その身なり。キミそんなにべっぴんさんやったん?」
「そっちのほうがいいよ。いい。いい。」
横から管理部の南井部長まで参戦する。
「ありがとうございます。」
「え?及川さん?だったの?」
わたしがデスクに自分のトートバッグを置くと、となりの席の相沢さんが目をまるくして口をあんぐり開けてこちらを見た。
「はい。ちょっと自分を変えてみようと思いまして。」
「・・・絶対いい!そっちのほうが!
あらぁ~。ほんとは美人さんなんじゃないの。なんで今まで隠してたのよ。」
相沢さんは子持ちの主婦で、もう40代にさしかかったおばさんだ。国内事業部に旦那さんがいて、2人の小学生がいるらしい。
いつも仕事が終わったらほとんど定時にささっと帰ってしまう。特に今まで懇意に話したことはなかったが、仕事はそれなりにできる人だ。
国内事業部の経理を担当されている。
「ありがとうございます。」
「あ?もしかしてカレシ?みんなに見せるなっていう独占欲の強いカレシがいるとか?」
「いや、まぁいろいろありまして。今日から眼鏡とマスクはやめにしました。ので、よろしくお願いします。」
管理部内がざわついていた。
「及川さん!」
関課長が手招きしている。
仕方なく、関課長のデスク前に行った。
「おはようございます。」
「お、はよう。どうしたの?その身なり。キミそんなにべっぴんさんやったん?」
「そっちのほうがいいよ。いい。いい。」
横から管理部の南井部長まで参戦する。
「ありがとうございます。」