君の隣で
幸せの始まり。
«いつもありがとう»
普段ならそんなメッセージをつけるだけのチョコレート。
でも今日は一年に一度のバレンタイン。
少し浮ついたような街の空気に背中をおされて。
今年は
«いつもありがとう。君のことが好きです。»
緊張して渡したら、喜んでくれた。
でも、メッセージを見た君はかたまってしまって。
「え…。ごめん。」
その一言を聞いたら、それ以上はそこに居られなくて屋上に逃げるように走っていた。
屋上で泣いていたら君がやってきて。
私を後ろから抱きしめて言ったんだ。
「最後まで話聞けよ!!ごめんって言うのは先に言わせてごめんって意味で…!!」
「え…?」
驚いて振り返ると君の顔は赤くなっていて。
「あー。もう。逆チョコ的な感じでこれ渡す時に言おうと思ってたのに…!」
そう言って私の手のひらに置いたのは彼の耳についているピアスとお揃いのヘアピンだった。
「俺はお前のことが好きだ。もう絶対泣かせないから付き合ってください。」
その言葉を聞いた私はせい行っの笑顔で君に言ったんだ。
「こちらこそよろしくお願いします!」
普段ならそんなメッセージをつけるだけのチョコレート。
でも今日は一年に一度のバレンタイン。
少し浮ついたような街の空気に背中をおされて。
今年は
«いつもありがとう。君のことが好きです。»
緊張して渡したら、喜んでくれた。
でも、メッセージを見た君はかたまってしまって。
「え…。ごめん。」
その一言を聞いたら、それ以上はそこに居られなくて屋上に逃げるように走っていた。
屋上で泣いていたら君がやってきて。
私を後ろから抱きしめて言ったんだ。
「最後まで話聞けよ!!ごめんって言うのは先に言わせてごめんって意味で…!!」
「え…?」
驚いて振り返ると君の顔は赤くなっていて。
「あー。もう。逆チョコ的な感じでこれ渡す時に言おうと思ってたのに…!」
そう言って私の手のひらに置いたのは彼の耳についているピアスとお揃いのヘアピンだった。
「俺はお前のことが好きだ。もう絶対泣かせないから付き合ってください。」
その言葉を聞いた私はせい行っの笑顔で君に言ったんだ。
「こちらこそよろしくお願いします!」