あいつと過ごした時間
しばらく歩いてあいの家に着いた。


あいの表情はなぜか固かった。


みゆき「あい?どうした?」

みゆきも同じ事思ってたみたいだ。


あい「なんでもないよ!でも、、、みんなに言わなきゃいけない事あるんだよね...。」

はやと「ん?どうした?」

あい「家に入ってから話そうか...。」

みんな「おじゃましまあす。」

あい「どうぞ...。」


あいは今にも泣きそうな声なで話し始めた。


あい「あのね、私の両親ねいないの。妹も...。」

はやと「え?おばさんたちいないってどうゆうこと?」

あい「ちえみは、はやとが引っ越して一年後くらいに...病気で死んだの。おかあさんも、2年前に...亡くなった。お父さんはおかあが死んでからすぐに出ていった...」


俺は無意識のうちにあいを抱きしめていた。


「今までよく1人で頑張ったな。これからは俺らがいるからな。」

あいは、頷いた。

「大丈夫。俺らは居なくならないからずっと一緒にいてやるから。我慢しないで今は好きなだけ泣け。」


あいは、すごく小さな声でありがとうといい、泣きだした。
俺は泣き止むまでずっと抱きしめた。
あいが少しでも安心できる様に…


みゆき「もう無理しなくていいんだよ。話してくれてありがとう。」

はやと「気づいてやれなくてごめんな。」


あいは、笑顔でありがとうといった。
あいにそんなに辛い過去があったなんて…
あいの笑顔の裏側にはそんな辛い悲しみがあるなんてこれっぽっちも気づかなかった



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