ヴァンパイア伯爵と恐れ知らぬ伯爵の娘
「お願いをしてもらえるか?」
「お任せ下さい。お休み前のティーをご用意させていただきます。」
「ああ。手紙はどうするんだ?」
「気にしないでください。用意しておりますので独自に動きますので気になず、プライベートになりますので踏み込まぬようにお願い致します。」
「あっ。ああ。気をつけます。」
「ではお休みなられる前のティーをご用意させていただきます。」
そう言ってリリアはティーを入れに行くと皆でリリアの話を始めました。
「何か隠していることがあるのかしら?」
「確かに隠してるな。武器の貯蔵庫やリリアの専属商人グループがいることがおかしい。もう少しで襲撃があると言う事も予知してみたいだな。」
「リリアとリリアの専属商人グループがただの繋がりではなく悪いつながりならなんどかしないといけない。ウィリアムズ、覚悟できてるか?」
「ああ。できているよ。」
「失礼します。お茶をお持ちいたしました。皆様、私が悪い人やグループとつながってると言ってますが、私が悪い事してませんよ。」
「どうゆ事だ?」
リリアはお茶を出しながら話し始めた。
「頭からの目撃ですが、沢山の賊を目撃をしたと聞きました。動きが読めないので報告ができませんでした。残念なお知らせも聞きますか?」
「ああ。教えてくれ。」
「かしこまりました。実は旦那様がご利用している商人は目撃されている賊とつながっております。私の専属商人グループと私の目で確認済みでります。」
「本当なのか?」
「はい。街の方・・・狩りのなんチームが目撃情報が上がっております。最悪の事が予測ができます。」
「まさか。」
「はい。旦那様と旦那様の専属売人の交渉が決裂しても続いても賊の襲撃のスピードが変わります。私の専属売人に一度会っていただけますでしょうか?狩りをする男性や川辺で洗濯をする女性や私が賊と旦那様の売人がお金のやり取りや情報を流してしたことも確認しており不安にななっております。策をお願いします。」
「策か・・・。リリアの策を聞かせくれ。」
「最初にお伝えした戦える騎士を2チームにする理由は入口が1つしかなく壁や高台には触ると体がビリビリする毒草やバラ線(有刺鉄線)を敷いており登るのはむずかしいです。旦那様と騎士達全員が前線に出てしまうと街はがら空きになってしまいます。がら空きになってしまった街に侵入しまった場合、街の女性方や子供たちは誰が守る?前線で戦うチームと街から守るチームの2チームからやった方が良いなのと、賊の頭と旦那様の専属商人の人が街に来て襲われるがわからないこそ街の人と外との仲間の協力が必要だと考えて、女性方は医療をしてもらいます。待つだけじゃ辛いです。街一丸となって街のみんなを守り抜くのが先決でしょう。この戦いが終わったら今後の話をすればいいでしょう。」
「なるほど。私が戦前で戦う事を見込んでいるのであるならばリリアはリリア自身と何十人かで街の人と一緒に守ると?」
「はい。お互いカバーしあい、いい方向にしていくのは旦那様と街方々の腕の見せ所ですよ。」
「私は出来るかな?」
「旦那様。やる前に不安とか諦めたい気持ちは私もそうですが、人間の特性です。旦那様も人間も不安や諦めたい気持ちや恐怖は一緒です。みんな一緒です。みんなで一致団結してやれば行けますよ。」
「リリアも一緒に戦ってくれるか?」
「ええ。もちろんです。誠心誠意、この命が最後まで旦那様に尽くしいだします。これを忠誠とさせて頂きます。」
「リリアは意外に律儀だな。」
「お休みの時は何をしているんだ?」
「基本、私にはお休み自体ありません。休憩時はほとんど私の部屋に繋がっている武器庫に籠りきりですね。私に用があればそちらのパイプを使うようにお願いをしております。」
「リリアの専属商人はどこから出入りしているんだ?」
「普通に出入り口から入ってもらってます。私の部屋に繋がっている武器庫にも出入り口がありますが、その出入り口はどこからどこに繋がっているのは私の専属商人と街の何人かの住人しか知りません。」
「武器庫は銃や特注品のカットラスや大型マチェットや刀等置いてあったな。」
「はい。刀等は騎士のみなさんは使いやすさと丈夫さを確認済みです。商人を紹介する際に持って来て下さります。」
「リリアの専属商人はどこから出入りしているんだ?」
「普通に出入り口から入ってもらってます。私の部屋に繋がっている武器庫にも出入り口がありますが、その出入り口はどこからどこに繋がっているのは私の専属商人と街の何人かの住人しか知りません。」
「では、武器庫は銃や刀やサーベルはいっぱいあったがリリアはなんであんなに貯めているのが教えてくれるかな?」
「メイン使うもの以外はサンプルしかなりませぬ。本当決まれば発注すれはいいのです。」
「リリアのの武器庫品を拝見したが、どれも最高の状態であるが切れ味はどうなんだ?」
「最高ですよ。熊の首を切り落としたり解体もズバズバと切れる。人間だったらひとたまりもないんですよ。」
「怖い事言うなぁ。」
「それだけの切れ味だって事ですよ。それに使いやすい切りやすい特注品できることは顔見知りというか幼なじみしかできぬことですよ。」
急に扉が開き入って来たのはウィリアムズの専属の商人だった。
「旦那様、使用人の専属商人に乗り切るんですか?私の仕入れる武器はどこか良くないんですか?」
「切り替えるか考えていたがお前の素顔が良く分かった。リオルト。この場を持って契約を切らせもらう。リリア、グレイン。リオルトがお帰りだ。入口までお届けよ。」
「ハッ。リオルト様こちらへ。」
「ウィリアムズさま、後悔なされても知りませんぞ。」
と商人は何が吠えていたが連れ去られていたと同時に商人が入ってきた。
「あっ。失礼します。リリアの専属商人のマウィリー・カラブッタと申します。リリアさんとの商談のダメに伺たのですがどちらにおられますか?」
「こら。マリィー商談は明日の午後でしょう。」
「ごめんなさいね。嫌な予感したから書類とか持って来たわ。それにリリアの秘密の武器庫もバレているんでしょう?」
「・・・。ええ。バレているわ。旦那様。今、紹介されたと思いますが、私の専属商人で幼なじみのマウィリー・カラブッタですが、心が純粋な乙女なんです。彼女をマリィーと呼んでやってください。」
「なるほど。座って色々と話させてくれ。」
「だ、旦那様。」
「なあに早く話すことになっただけだろう。座って話を聞かせてくれ。」
「はい。失礼します。」
「リリアの部屋の武器庫を隅々まで見せ貰ったが、どれもかなり良い物だった。通常の仕入れではできない上質な品ばっかりだ。どのようなルートで仕入れているのか知りたい。」
「お褒めお言葉に感謝申し上げます。仕入れ先はウィリアムズ様も良く知るドラウト王国です。」
「ドラウト王国?!かなり発展している王国ではないか。」
「リリアもときより行って買い物行ってますよ。」
「っえ?リリアも行ってるのか?」
「ええ。マリィーと一緒にこの街で足りない品と食べ物を買って行ってます。」
「旦那様の代理で買い出しをしに行ってくれている女神様だと褒め称えておりますよ。」
「マリィー。それ言わなくていいのに。」
「良いじゃない。私はそちらの執事さんの事が好きになってしまったのよ。」
「リリア、マリィーさんに我々の秘密は言ったのか?」
「極秘事項なのでしておりません。」
「私は聞いているのはウィリアムズ・スグレア伯爵に正式にメイドになれると喜んでいた事ですし、極秘事項の事は聞いた事も調べても何もお2人の情報が出てきません。リリア以外の皆様は何者でしょうか?」
「その件で私からリオルトの報告させてください。」
「なんだ?」
「リオルトは皆様の極秘情報を知り流していた可能性があります。」
「本当なのか?」
「はい。血液パックの数が足りませんしリオルトが覗いていた可能性があります。マリィーに極秘を話し、公約しない制約書を交わすのはいかがでしょうか?破れは私共に処罰を下す、切り離しでください。」
「マリィーさん、契約を交わしましょう。」
「旦那様。よろしいんでしょうか?」
「ええ。リリアの部屋ある武器庫の武器の品の良さと豊富さに惚れたのとマリィーさんの商人は一族で国に雇われた上に頭なんだな?」
「そこまでご存知なのでしょうか?」
「リリアの部屋の机に重要な書類がここにある。まだ作ってるか確認している状態だろ?」
「あっ。確認していた書類。」
「リリア。よく出来てあるぞ。後はサインすれば終わりな状態だね。マリィーさん、確認してもらえるかね。」
ウィリアムズがマリィーに書類を渡し確認をしてもらうとマリィーは頷きながら褒め始めた。
「小さい時から仕えていたと聞いていたし、仲良くしていたがこんなにできてるなら初陣は期待してもいいのではないか?街で困っている人に指示や狩りでも協力もしてる姿もとてもよくやってます。武器の改善も細かく言ってくれてありがたい。こちらにサインをしてもよろしいでしょうか?」
「ああ。もちろんです。リリアはこんなにお褒めの言葉ありがとうございます。リリア、良かったな。」
「はい。努力をして来たかいがありがとうございます。サインにこちらのペンをご利用ください。」
リリアは羽ぺンとインクを出して来た。
ウィリアムズとマリィーはサインを2枚書いて1枚づず手元に置きました。
「武器の種類と医療の事は明日の午後に持っていき皆様と決めていきましょう。」
「ああ。そうしてくださるとありがたい。そうしてください。リリアは間に入ってくれるか?」
「任させてください。」
「ありがとうございます。リリア以外の皆様はヴァンパイアだ事伏せて頂きますね。」
「私達がヴァンパイアなの知ってるのが?」
「勘です。知られたくない秘密にしたい事もあるのはあります。今後の付き合いに響くの困るので秘密、黙っております。」
「目的はなんだ?」
「目的ですか?リリアと仲良くしていきたいですが、ウィリアムズ様がリリアとこの街に思いれる気持ちは強く分かりますし、ウィリアムズ様方々の気持ち、リリアの気持ち、この街の気持ちにそったプレゼンや必要な品を届ける事もできます。必要な品や武器を届けるのは私が仲介いだしましょう。」
「仲介料がかかってしまいしょう。そこはどう考える?」
「仲介料はリリアの友情で料金はダダでいかがでしょうか?」
「ダダでいいのか?」
「はい。リリアには沢山の知恵で我が国の発展していきました。この街の良さも知りました。この街のはつながってがないです。この街を守るのも発展するのもこの街の後ろ盾で国が必要です。間に誰が必要ですよね。」
「確かに。マリィーだけに頼るのは難しい。」
「でしたら私がこの街の仲介人しましょう。旦那様の負担が減ります。お屋敷のお掃除もこなします。私にやらせて頂けませんでしょうか?」
「本気で言っておるのか?」
「はい。」
「リリアは私のメイドはどういう意味が分かるか?雇われている事だぞ。」
「分かっております。」
「旦那様。リリアはお屋敷の事をやりつつ私と旦那様の仕事をサポートしてくださっており助かっているのは確かです。一度お願いをしてみてはいかがでしょうか?」
「グレインが言うのは珍しいな。お願いをしてみよう。リリア。どれが手を抜いたら分かっておるな。」
「はい。ありがとうございます。誠心誠意、頑張らせていだします。」
「話が決まったね。マリィー。も少しお茶して行かない?マリィーの事聞きたいし。」
「聞きたいことがあるのであれば話していきますよ。」
「ありがとう。マリィーはリリアと幼なじみなの?」
「お好きな方いますの?」
「えっと、リリア。言っていいのかな?」
「いいんじゃない?私は知っているけど言わないけど。」
「あら嫌だ。いつから知っていたの?」
「私と話をしてる時にその方の事を追っていたでしょ?気づかないと思った?全てバレていたわ。」
「あら優しいのね。」
「お好きな方いますの?は告白タイムだな。腹をくぐた方が良いんじゃない?」
「そうよね。頑張らないといけないわよね。私はウィリアムズ様に仕えているグレイン様の事が恋愛として好きですわ。」
「っえ?リリア。これは何かの間違いじゃないよな?」
「紹介の際でもお伝えいだしましたが、マリィーは心は乙女だと。恋愛対象は男性でもおかしくありませんし。こうなる事を知っていましたからある程度伏せていたんですけどね。グレインリさんもまんざらでもなさそうですよ。」
「グレイン、そうなのか?」
「は、はい。こうゆの初めてでしてとうゆう答えたらいいのか悩みます。」
「少しずつ深めて行けばいいし、友達のままでもいいんじゃない?」
「いえ、好みと言いますが好きなんですが、どうすれはいいのか悩みます。」
「グレインさん、マリィー、庭園でも行ってきてください。」
「まあいいの?」
「ちゃんと戻ってきてくださいね。」
「はーい。」
グレインさんとマリィーが庭園に行くとリリアは深いため息を着き話始めました。
「旦那様。プリニア伯爵様、ピアニッシモ伯爵夫人、申し訳ございません。こうなる事分かっていて止めなかった事をお許しください。」
「リリアは悪くないわ。これからの街の未来の事を相談や話かったのに私が恋バナをさかせてしまった私が悪いのよね。」
「そんなに凹むな。気を使って言ってくれてるんだろう?しかし、いつこの街が襲われることやら。」
「リオルトの事を考えると数日以内に来ると言いたいが短気なので明日の昼前に来ると睨みます。」
「明日の昼前に来ると言うなら根拠あるのか?」
「賊の拠点から新しい拠点移動したいと考えておるのは調査済です。リオルトの短気と賊の焦りがあります。」
「急だな。どないしよう。」
「すでに2つ手を打っております。」
「本当か?聞かせてくれ。」
「マリィーの国の王に救援依頼しております。明日の昼に確実に来るようにグレインさんとマリィーが庭園でイチャラブしてもらうことで隙を見せております。」
「隙を見せるのは不味いだろう。」
「いいえ。駆け引きはリオルトの最初の裏切りから始まっております。」
「勝てる戦いをしているのか?」
「はい。この街から賊のアジトまでの距離、賊の数までの予測、襲うルートまで予測済みです。武器の準備できます。トレーニングも日用にの使わせております。」
「私の許可なしにか?」
「時間がありませんでしたし、明日の昼までに何ができましたか?急に言われても無理がありますよね?本当の事言えずここまで着てきてしまったんです。」
「本当事言えなくて言今に至るのか。私が気づかないでやれなくてすまない。最終まで来てるんだな?」
「はい。この戦いが終わったらその国と契約をするかどうかの話ではまで考えています。」
「賊の頭は誰か分かっているんだな?」
写真をみんなに見せました。
「こちらの方です。こちらの男性はビビラット・ロジアッタと言う男です。ロジアッタ家の次男だったが長男が伯爵を着くことになったら排除、追い出されたのがきっかけでグレて賊になったみたいです。」
「なるほど。グレでも仕方がないわね。しかし、倒すのは問題では?」
「ロジアッタ家の伯爵ははく奪。国から追放。ビビラットとリオルトは色々と問題を起こしていたので、国で処刑になります。ビビラットとリオルトを捕まえる、その他の賊は処理しても構わないとの事です。」
「できるものだろうか?可能であります。旦那様の武器もごさいます。こちらの武器になります。」
リリアは壁にかけてあったサーベルを取りウィリアムズ様に渡し、確認して見るとかなり驚いていた。
「なんだ、このサーベル。こんなに軽く、丈夫なんだ。」
「切れ味抜群ですよ。旦那様のダメにご用意させていただきました。お気に召さしましたか?」
「ああ。気にった。貰っていいものか?」
「はい。そのダメに用意させていただきました。」
「大事に使わせてもらうね。明日、本当に危険なんだな?」
「はい。旦那様とグレインさんに騎士のみなさんは強いので信じでますね。」
「期待に応えるとしよう。」
「お願いします。」
グレインさんとマリィーが戻ってきたので全ての説明が終わり、翌日の昼に街の入口に待機してると賊と賊の頭のビビラットとリオルトが来た。
「なぜ当主のウィリアムズがここにて武装しているんだ?今日、襲撃すると話しいてないはずだ。リオルト。お前、ばらしたか?」
「俺は言ってない。知る術はないはずだ。」
「なぜ知ってるかというとな。私には優秀な軍師がビビラットとリオルトが来る事を予測していたおかげで迎え撃つ事ができたんだ。」
「2人で何ができる?」
ウィリアムズは手を大きく上げたと思ったら勢い良く振り下ろした途端に沢山の矢が賊達に悲鳴が阿鼻叫喚状態になった。
「卑怯だぞ。こんな事するなんで。」
「とんな戦いでも策を練るのもしてこなったそちらの負けなんですよ。賊の頭のビビラットとリオルトをこの場で捕らえる。覚悟しなさい。」
「軍師はの指示や考えなければ何もできないんじゃないか?」
「そもそもいないんじゃないか?」
賊の頭のビビラットとリオルトがウィリアムズに襲うとした瞬間に乾いた銃声が4発が響いた時、賊の頭のビビラットとリオルト両腕を貫いていた。
「ビビラットとリオルトさん、おいたしずきですよ。負けそうになれば力技でやるのは男として情けないわね。」
丘の方を見るとリリアが銃を持っていた状態で立っていた。
「リリア。」
「旦那様。何でしょうか?情けない顔をしちゃって。」
「いや、助かったわ。」
ビビラットは何かに気づき大きい声を出した。
「天才軍師リドレア夫妻の娘じゃないか。」
22年前、私が生まれた年にこの街は荒れていたのも私の両親は戦争から逃げるさいに賊に襲ったが赤子であった気付かなかったんだろうが私の家族は悲惨な死に方だったと聞きました。私の家族を殺したのは貴公か?」
「ああ。殺したよ。赤子もろともしまつするつもりだった。のが誤算だったがな。」
「この街を復興と共にこんなに大きくなったけどね。両親を殺したということで復讐したいが後ろ見てみなさい。あなたが私の願いが叶うわ。」
「まさか。俺らの情報を流したな。」
「交換条件に飲んだだけよ。私を甘く見るんじゃないよ。あちらでよう反省してくださいね。」
リリアの笑顔が怖かったのと王と騎士達に連行されました。
「リ、リリア?」
「はい。なんでしょうか?」
「全て知ってたのか?」
「街の方々に教えてもらいましたから知っておりました。しかし、私の両親を襲ったのは賊と頭のビビラット。あなたでしょう?」
「なぜ、俺と思う?」
リリアはビビラットの前にネズミのマークがついた大型マチェットを突き出し見せつけました。
「このネズミのマークはビビラット・・・あなたのマークですよね?」
しばらく沈黙の後に大笑いしだした。
「そうだよ。そのネズミのマークは俺のマークだよ。どこで俺のマークだとわかった?」
「ビビラットの裏切り者が私に全て教えてくれたわ。証拠であるこの大型マチェットと鎖鎌を出して、マークの意味まで吐いたわよ。」
「裏切り者は誰だ。言えよ。早く言え。」
「うふふ。あなたの信頼できるあの2人だよ。」
「あの2人〜。裏切りやがって。消しに行ってやる。」
「あの2人はどこにいるのか知らないでしょう。」
「探しだして始末してやる。」
「無駄、無駄、無駄、無駄。だって。あの2人は私の手の内あるうえにビビラットとリオルトの身柄拘束されてすぐに処刑されるんですから。」
「すぐにでも探してやる・・・。なぜ動けない?」
「薬が効いてみたいね。」
「気づかなかった思わなかったうけど煙出ていたの気がづきました?」
「煙幕だと思ったあれに仕込んでいたという事か?」
リリアは笑顔で拍手をしながら話した。
「ご名答。短期戦持ち込むダメに煙幕に痺れ粉と一緒に焚かせ頂きました。計算して煙の量と焚いている時間によるいつ効かせるか考えてやっておりましたのよ。」
「さすがです。薬品の女神さん」
「ギジル王国のルアート国王様。足を運びいただきありがとうございます。」
「ビビラットとリオルトの身柄拘束したかったがリリアが流してくれた細やかな作戦と地図を頂いたおかげでこの2人を公開処刑ができますが、痺れの効果はいつまで続くのかな?」
「時間で解けます。公開処刑までの時間稼ぎくらいはなんどかいだしましょうか?」
「国までお願いできるか?」
「・・・任されてください。国まで3時間はかかるので作業もございますので3時間半までの痺れさせていただきます。」
「ありがとう。そうしてくれるか?」
「はっ。さっそくやらせていただきます。」
リリアは痺れの薬の注射をビビラットとリオルトの首に打ちました。
「終わりました。処刑までの時間稼ぎになります。」
「ありがとう。リリアさんと言ったかね。貴女は貴女のご両親を奪われだけでなくこの2人を捕らえたお礼に特別に特等席で2人の処刑を見届けでくれるかな?」
リリアはウィリアムズの顔見た。
「リリア。自分はどうするべきか分かっているはずだ。行って行き自分の答えを私に聞かせてくれぬか?」
「ありがとうございます。行ってきます。ルアート国王様。最後まで見届けさせてください。お願いします。」
「分かった。荷台に乗りなさい。処刑は戻ってすぐに始まる。当主。使用人を借りますね。」
「うちの使用人をお願い致します。リリア。しっかり勤め果たすんだぞ。」
「はい。最後までやり遂げてまいります。」
リリアはギジル王国に行き特等席でビビラットとリオルトのそう処刑を見て色々と考えてウィリアムズのいる街に戻りお茶を飲みながら始めた。
「リリア。お疲れなのに私達と話しと思わなかった。明日でもよかったんだぞ。」
「明日でもよかったんですが、明日だと忘れそうなので今話させてください。よろしいでしょうか?」
「もちろんだ。リリアの気持ち、考えを教えてくれ。」
「はい。ビビラットとリオルトの顔、目を見て、沢山の人を苦しめ、闇に送り込んだと思うとこのままでいいのか?両親を闇に送り込んだという点で私は旦那様やグレインさんに出会えなかったと思うんです。2人に出会いここまで育てて頂きありがとうございます。私は旦那様に仕えさせてください。」
「私達は違うんだぞ?怖くないのか?」
「ありません。私を大切にしてくださるので信頼できます。」
「そうか。これからもよろしくお願いするよ。」
「はい。どこまでもお仕えします。」
数年後、リリアはヴァンパイアになりウィリアムズと婚約をし、子供が生まれて子育てをしながらウィリアムズの使用人を続けた。
幸せに暮らし続けた。
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