王子と王子…じゃなくて王女
恐ろしい噂
夕方になり、パフは城に戻ることになる。

パフ「じゃ!また明日」

メリッサ「毎回いうけど、明日も来る予定な訳なの?」

パフ「当たり前じゃん。あの親父が完全にやめて、謝らない限り俺はくるぜ!?」

メリッサ「別にいいけど、貴方は一応…」

そこでメリッサは言葉につまる

パフ「…大丈夫だって!あの噂のこと気にしてるんだろ?見てみろよこんなやつ誰が襲うんだっつうの!」

パフは衛兵の格好をしている。衛兵は国に使える身。それを殺したとればその物は死罪となるだろう。

そして噂とは、この国では、一人でいる人がよく連れ去られ、行方不明になる話だ。見つかったとき、その人は見るも無惨な形でなくなっているのを発見されるらしい。

メリッサ「…そうかもしれないけど、、、。」

パフ「大丈夫大丈夫!いざとなったらこの剣さばきをだな…」

その時からすが飛び立つ

メリッサとパフはびくつく

パフ「…、ま、まぁ帰る!じゃあな!」

パフは勢いよく走った

メリッサ「あ、ちょ!…いっちゃった…。毎日心配だからいい加減喧嘩やめてほしいわ。。。」

そんなメリッサの心配をよそに走り続けるパフ。

内心パフは怖かった。男装をして、しかも衛兵の格好をしているとはいえ、噂は真実。本来女性なパフには恐怖だった。

目を閉じて思いっきり走るパフ。もうすぐお城…。そう目を開けて確信した時だった…

?「そこの者止まれ!」

誰かが急にそういいながら、目の前に飛び出してきた。

急なこともあり、とまれるはずもなくパフはその人物に勢いよくぶつかったのだった。


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